会社やお店のインターネット集客に力を入れたい。そこで色々調べていたら「SEO」というWeb集客手法があることを知った。

しかし、

  • 他のWeb集客手法との違いは何なのか
  • SEOは自分たちに合った手法なのか
  • 特徴を知ってから行うか判断したい
  • だけど調べれば調べるほど理解できなくなってくる

などの理由からなかなか踏み出せていない。なんて方はいらっしゃいませんでしょうか。

そこでこの記事では、分かりやすく簡単にSEOのメリットデメリットについて解説して行きたいと思います。

<復習>
SEO対策とは、自社のホームページや記事などの順位を上げる施策のことです

SEO対策のメリット

まずはメリットについてです。

具体的には以下の5つです。

  1. 長きにわたってアクセスをもたらしてくれる
  2. 購入に積極的な人を集客することができる
  3. 広告より毛嫌いされない
  4. ブランド力向上につながる
  5. 自社のことを知らない人も集客できる

長きにわたってアクセスをもたらしてくれる

SEOの最大のメリットとも言えるのですが、一度施策を行えばしばらく放置してもアクセスを呼び込んでくれる特徴があります。

これは広告と比較するとわかりやすいです。例えばGoogleで広告を配信するとします。すると以下のように広告として検索画面に出てきます。

しかし予算が尽きて広告を止めたらどうなるでしょうか?当たり前ですが検索画面から消えてしまいます。

一方SEOは広告費を支払って検索画面に出ている訳ではありませんから、しばらくの間ずっと表示され続けます。

ですので継続的に流入を見込みたいページなどがある場合は、SEO対策がおすすめと言えます。(もちろん広告費用を払い続けることができるなら、広告でも継続的なアクセスは見込めます。)

購入に積極的な人を集客することができる

SEO対策は購買意欲の高いユーザーを集客できるメリットもあります。なぜかと言うと、検索という行動を起こした人を狙っているからです。

例えば暇つぶしにスマホをいじっている人と、「英会話スクール おすすめ」と検索している人、どちらの方が英語教材を売りやすいでしょうか。おそらく後者の方だと思います。

つまりSEO対策してサイトを上位表示できれば、購入に近いユーザーをかき集めることができるのです。

興味関心のあるユーザーの中から営業することができれば、売上や利益率を上げるきっかけを作れます。

広告より毛嫌いされない

普段GoogleやYahoo!で検索をした際、上の方の「広告」と表示されているやつを避けたことはありませんか?そして「広告」と表示されていない記事をクリックしませんか?

この経験からも分かるように、SEO記事は広告よりもクリックされやすい特徴があります。

つまり多くの人に広告と違って毛嫌いされることなく、コンテンツを見てもらえやすいメリットがあるのです。

↓SEO記事は広告より下に位置していますが、それでもクリック率が高い↓

コンテンツ クリック率
広告 平均2~6%
SEO(1位表示の場合) 平均21.1%
SEO(2位表示の場合) 平均10.6%
SEO(3位表示の場合) 平均7.6%

ですので多くの人に嫌悪感無く読んで欲しいのならば、SEO対策がおすすめです。

ブランド力向上につながる

SEO対策でサイトが上位に上がることで、ブランド力向上につながるメリットもあります。

例えば青汁を始めたい人が「青汁 おすすめ」と検索したとします。そこで検索結果の1ページ目に出てくるメーカーと、5ページ目くらいに出てくるメーカー、どちらの方が売れていそうでしょうか?

おそらく大半の方が、1ページ目のメーカーだと思うはずです。なんなら1ページ目に存在していると言うことは、その業界の主要な企業なのではないか?と考える人もいらっしゃるでしょう。

このように、上位表示されることは自社の魅力を引き上げるきっかけを作ります。会社・商品価値を高めたいなら、SEO対策がおすすめです。

自社のことを知らない人も集客できる

Googleは医療など一部ジャンルを除いて、「ユーザーが求める良質なコンテンツ」を上位に表示させます。つまり良質なコンテンツを提供できれば、他企業よりも上にサイトを表示することができます。(それがたとえ大手でもです。)

そのためオフラインでは大手の影響で集客が難しくても、SEOの世界なら集客で勝てる可能性があります。

なんならブランド力向上のところでもお話ししたように、上位表示できればその業界においてはシェアが大手よりあると思われるケースも0ではありません。

そういった状況を作り出せる可能性があるのも、SEOの魅力の1つなのです。

SEO対策のデメリット

続いてはデメリットです。

主に以下の3つが挙げられます。

  1. 即効性がなく効果が出るまで時間がかかってしまう
  2. 検索で上位に持ってくるのは簡単ではない
  3. Googleのアップデートの影響を受ける

即効性がなく効果が出るまで時間がかかってしまう

SEO対策は行った当日や次の日に反映されるものではありません。従ってすぐにアクセスが欲しい、結果を出したいと考えているなら不向きと言えます。

例えば新しい記事を投入するとなった場合、約3カ月くらいは上位表示されるまで時間がかかります。今あるサイトを修正する形でSEO対策したとしても、1カ月程度は見込んでおいた方が良いでしょう。

一方、リスティングなどの広告は配信とほぼ同時に効果が出始めるので、即効性があります。すぐに結果が欲しいならこっちですね。

しかし先程もお伝えした通り、SEOは上位表示されると継続的にアクセスを呼び込んでくれます。時間がかかったとしても、大きなリターンは待っています。

検索で上位に持ってくるのは簡単ではない

先程から上位表示すれば様々な恩恵があるとお伝えしております。しかしその上位表示、誰でも簡単にできるものではない点に注意が必要です。

  • SEOの知識
  • Googleの仕組み
  • Webサイトの仕組み
  • ライティングの知識
  • 商品の専門知識

これらのことを理解しなければいけないからです。

なのでSEO対策したいのであれば、どなたか担当者を決めてスキル学習の時間が必要になるでしょう。もちろんそういった人材を雇ったり、外注するのも手です。

しかし、難しいからこそ一度上位表示されれば継続的な旨味が待っているのも忘れてはなりません。

Googleアップデートの影響を受ける

実はGoogle、定期的にアップデートを行っています。このアップデート、毎回ではないのですが私たちのサイト順位を大きく変動させることがあります。

例えば有名なのが2017年の通称「健康アップデート」。これを機に医療・健康に関わるサイトや記事は、医療従事者や公的機関のサイトが優先されるようになりました。

逆を言えば、美容系などの記事を書いて上位表示していたブロガーの記事などが軒並み下落したのです。ブロガーは医者ではないからです。

上記のように、今後アップデートが入ってあなたのサイトも影響を受ける可能性があります。これがデメリットです。

ちなみに現状は「専門的な知識を持っているユーザー=企業」という傾向があります。つまり個人にとってはデメリットですが、企業担当者にとってはアップデートによって恩恵を受けている状況です。

まとめ

SEO対策は費用対効果も高く、長きに渡ってアクセスを呼び込んでくれるWeb施策です。

取り組むとなれば地道な作業が続きます。しかし後に待っているものも大きいです。

これから継続的なビジネスを考えている方は、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。