ニュース等で「タイパ」という言葉を聞いたことはありませんか?

タイムパフォーマンスの略で、かけた時間に対して得られるものを大きくしたいという考えです。

10代20代を中心にこの考えが広まっており、飲食分野においても普及しつつあります。

そこでこの記事では、タイパの考え方を飲食店運営に取り入れた集客アイデアをいくつかご紹介します。

集客施策のヒントになれば幸いです。

タイパとは?

「タイパ」とはタイムパフォーマンスの略称で、かけた時間に対して得られるものを大きくしたいという考え方です

今や当たり前の言葉になった「コスパ(コストパフォーマンス)」の時間版となります。

Z世代と呼ばれる10代~20代(2023年現在)を中心に広まっている考えです。

例えば下記が、タイパを意識した行動です。

  • 1時間のYouTube動画を1.5倍速で観て40分に短縮する
  • UberEatsを利用して自炊時間を減らす
  • 電車通勤などの隙間時間に勉強して無駄時間を減らす

なお、タイパは単に時短できればよい訳ではありません。

満足度は維持したまま時間を削る、あるいは同じ時間で得られる経験値を増やすなど、効果が薄くならないことが大前提です。

またUberEatsの利用など、時間対効果が良いなら多少値段が高くても消費行動を起こす点は興味深いです。

安くて良いものが求められている昨今とは、少し違う考え方のようです。

タイパを気にする若者向け飲食店集客アイデア6選

タイパの意識は飲食業界にも広がってきています。

UberEatsなどは最たる例でしょう。

そこでここからは、タイパの概念を組み入れた飲食店集客アイデアをいくつかご紹介します。

集客のアイデアになれば幸いです。

一日に必要な栄養が手軽に摂れるメニューの販売

他の世代に比べ若者は健康美容意識が高いと言われています。

とはいえ、栄養バランスの取れる手の込んだ料理を毎日するのは多くの時間がかかります。

そこでお店側として

  • 栄養バランスが摂れる定食を販売する
  • 今ある商品のキャッチコピーに「手軽に栄養が摂れる」要素を盛り込んで売り出す
  • 何かをしながら栄養が摂れるスムージーを販売する

などに取り組んでみるのはいかがでしょうか。

特にスムージーは勉強や仕事など他の作業をしながらも栄養が手軽に取れるため、ジューススタンドやコンビニ各社で販売され人気となっています。

デリバリー、テイクアウトを始める

食事を作りたくないだけでなく、買いに出ることなく食べたいと考える方も多いと思われます。

買って帰ってくる時間をデリバリーに変えることで、やりたいことができる時間が増えるからです。

そのため、UberEatsなどのデリバリーサービスを活用することもアイデアの1つと言えるでしょう。

仕事帰りにサクッと買って帰って家で食べたい人向けに、テイクアウトを始めるアイデアもあります。

一度にバランスを取れる弁当型にしたり、もう一品の栄養が摂れるおかず需要にサラダなども考えられます。

モバイルオーダーを利用する

タイパを意識している人ほど、モバイルオーダーを利用するというデータがあります。

理由としては、

  • 注文するまでの待ち時間が減る
  • 会計をするまでの待ち時間が減る
  • 料理が提供されるまでの待ち時間が減る

など。まさに時間を気にしていることが分かります

これらデータから、モバイルオーダーを導入するとタイパを意識する方の集客に繋げられる可能性があります。

待たなくても良いお店になることができれば、忙しい時ほど外食の候補先として挙げてもらいやすそうです。

出典:PR TIMES 「タイパの意識が高い人ほどモバイルオーダーを利用

冷凍食品として販売する

導入にコストがかかるので気軽にはできませんが、お店の商品を冷凍食品として売り出すアイデアもあります。

数分温めたらすぐに美味しい料理が食べられる冷凍食品は、タイパを代表する商品の一つだからです。

働く女性向けに行われたタイパのために行っていることランキングでは、なんと冷凍食品が1位だったようです。

最近では冷凍食品自販機設置を支援する代理店も増えており、販売もしやすくなっています。

興味のある方は検討してみてはいかがでしょうか。

かなり凝った商品を提供する

短い時間で高い満足度を得たいニーズがあるのであれば、かなり凝った商品を販売するのもありではないでしょうか。

作るのに時間がかかる料理を数千円で食べられるなら、時間をお金で買う感覚が合わさり消費行動を起こす可能性があるからです。

なおこのタイパ施策のために凝った商品開発をしなくても、現状販売している商品がすでにこだわりを持って作られていると思います。

メニュー表やPOP、ホームページの説明書きなどに時間をかけて作っていることを上手く訴求することで、タイパを意識する方の販路拡大に繋がる可能性はありそうです。

ハッシュタグを意識してSNSに投稿する

特に若い人ほど、何かを消費する前にネットでその商品について調べる傾向があります。

調べずに購入して失敗すれば、お金はもちろん時間を無駄にしてしまうからです。ここにもタイパの概念があるのです。

そしてネット検索はGoogleなど検索エンジンが主でしたが、今はInstagramなどのSNSに代わっています。

従って、お店としてもホームページに加えSNSを開設し発信することで集客に繋がる可能性があります。

特に「ハッシュタグ」を使った検索が主流です。

SNSを活用する際はハッシュタグ検索で出てくるように投稿することで、タイパを気にする方々への効果的なアプローチとなります。

タイパを意識した商品は値上げしても売れる!?

また新しいカタカナ言葉が出てきて、もうついていけないと思われた方もいらっしゃるかもしれません。

しかしタイパの考えは飲食店にとってありがたい存在になってくれる可能性があるため、無視してはいけないと考えています。

価格が高くても、価値を感じれば購買する考えだからです。タイパを意識した商品は高単価でも売れやすい可能性があります

もちろんお客様に価値を感じてもらうための工夫は別途必要となりますが、タイパを意識することは喫緊の課題である値上げ、価格転嫁の救世主となる可能性を秘めているのです。