【わかりやすく】ホームページとランディングページの違いは役割にあり

ネットからのお客様を増やしたいので、Web周りを強化しようと考えている。

しかしそれ以前に、ホームページ（HP）とランディングページ（LP）の違いが分からず、

• ホームページを新たに作る意味があるの？
• ランディングページを作るべきなの？
• どちらに力を入れたら良いの？？

といった悩みを抱えてはいませんか？

そこでこの記事ではホームページ（HP）とランディングページ（LP）の役割の違いについて分かりやすく解説していきます。

先に結論を言うと下記の違いがあります。

ちなみにこれらは組み合わせることで最大の効果を発揮します。どちらを利用しようか迷いがちですが、できれば両方取り組むのがベストです。

ホームページ（HP）の役割は人を集めること

ホームページは企業の公式サイトや、記事が投稿されているメディアのようなものを指します。

 

特徴として、複数ページで構成されているということが挙げられます。ページ数が多いと言うことは、それだけサイトへの流入経路が多いということです。

つまり、ホームページは人を集めたい時に利用することが多いです。

例えばあなたの会社で新商品が生まれたとします。これを何かしらの経路で知ったお客様は気になってGoogle等で検索をします。

このときに新商品ページがちゃんとあれば、その人をしっかりホームページに取り込むことができます。しかし無ければ、せっかく取り込めるはずだった人を取り逃がしてしまうことになるのです。

あなたの企業に関連するキーワードで検索した人をしっかりと拾う。それがホームページの主な役割なのです。

ランディングページ（LP）の役割は申込へ促すこと

ランディングページ（LP）はGoogleで検索したときの広告や、サイト内の申込ボタン等を押したときに飛ぶようなサイトのことを指します。

特徴として、一枚の縦長ページであるということが挙げられます。ホームページは複数のページに飛ぶことができますが、LPは申し込むボタン以外へ飛ぶことは基本できません。

なぜそうなっているかと言うと、他のページ等に行ってしまって申込から離脱してしまうのを防ぎたいからです。

商品の特徴、料金、口コミなど、伝えたいことをどこにも移動させず今見ているサイトで伝えようとした結果、ページが縦長になっている、の方が近いと思いますが...。

それでもやはり縦に長くした方が効果的ということもあって、みんなに使われています。サイト来た人を逃さない。申込へ促す。これがLPが持つ役割なのです。

それぞれの違いをもう少し詳しく

ざっくりとした両社の違いがわかったところで、ここからはもう少しだけ詳しくお伝えしていこうと思います。

制作コストの違い

まず制作コストについてです。時間的なコストと金銭的なコストの面で比較すると下記の通りになります。

	時間	金銭
ホームページ	かなりかかる	かなりかかる
ランディングページ	比較的少なめ	比較的安め

複数のページを作らなければいけないため、ホームページの方が時間もお金もかかってしまいます。特に外注する場合は数十万円変わってくるケースもあります。

ただし時間とお金もかかる分、集客してくれるというホームページが果たす役割も大きいです。サクッと簡単に作れるからLPにするという考えはやめた方が良いでしょう。

あなたが今回サイトに求めていることを思い返してから、どちらに注力するか判断すべきです。

集客方法の違い

前半でホームページの役割は人を集めること、とお伝えしましたが、じゃあLPは集客できないの？と思われたかもしれません。結論を言うとLPでも集客することは可能ですが、かなり不得意です。

ホームページは自力で集客してくれますが、LPは広告等を使って強制的にページへ流入させる必要があります。

	集客方法
ホームページ	主に検索エンジン（Google、Yahoo!など）
ランディングページ	主に広告

ページは言ってしまえば入口です。複数入り口があるホームページは集客能力が高く、1つしか入口がないLPは低いのです。

そのため例えば、お客様を無料で集めたいからLPを作る、というのはあまりおすすめできません。

情報提供能力の違い

ホームページは複数のページで作られているので、たくさんのことを伝えることができます。逆にLPは1ページだけなので、伝えられる情報に限りがあります。

しかし少量しか情報を載せられない代わりに、他に目移りする可能性は減ります。そのため読んで欲しいことをちゃんとお伝えできる可能性が高いです。

	情報提供
ホームページ	多くのことを伝えられるが、読まれない可能性がある
ランディングページ	少ない情報しか伝えられないが、読んで貰いやすい

また、LPは1枚のページを上から下に読んでいくことになるので、伝えたい情報を伝えたい順番で読ませることも可能です。売れる営業マンは話の組み立て方が上手いと良く聞きますが、それを再現することができるのです。

したがって、幅広く周知したいことがあるならホームページ、適切な情報を適切な順番で伝えたいならLPの利用をおすすめします。

基本的には組み合わせて使う

この記事では、ホームぺージ（HP）とランディングページ（LP）の違いについてお伝えしてきました。まとめると下記のとおりです。

	ホームぺージ	ランディングページ
主な役割	人を集める事	申込へ促すこと
制作コストの違い	かなりかかる	比較的少なめ
集客方法の違い	検索エンジンから自然に集客できる	広告を使って強制的に送り込む必要あり
情報提供能力の違い	たくさん伝えられるが読まれない可能性あり	少ししか伝えられないが、読んで貰いやすい

見て頂ければわかりますが、両者の性格は真逆です。ホームぺージが苦手なことはLPができて、LPが苦手なことはホームぺージができることが多いのです。

つまり両者は組み合わせることでお互いの弱みをカバーでき、強みだけを最大化することができます。

例えば

• 集客はホームぺージ任せて、商品を販売したいときはLPに任せる
• LPではすべての情報を伝えきれないので、ホームぺージであらかじめ多くの情報を提供する

といった感じで活用します。

したがって、どちらに力を入れるべきだろう？と迷っているなら、できれば両方力を入れることをおすすめします。

その方がWeb施策の効果を最大化できるからです。